2020/07/07 14:46

事務員Sです。
熊本をはじめ、豪雨災害による九州北部の甚大な被害にスタッフ一同心を痛めています。
被災された皆さまにお見舞いを申し上げるとともに、一刻も早く日常が戻ることを願ってやみません。
対馬は前線を逸れており被害も出ていませんが、昨年の台風17号(https://tsushimasago.base.shop/blog/2019/09/27/105128)を教訓に、対岸の火事と楽観視せずに日頃から災害を意識した生活を心がけたく思います。

二十四節季では今日から「小暑」。
長く続いた梅雨が終わりを告げ、夏本番が近付く時期です。
梅雨明け頃は梅雨前線が発達し大雨になることも多いと言われており、まさに現在の状況だなぁと、改めて昔から活用されている暦に感心しています。
畑では挿木に大忙し。茶樹に柚子、その他果樹までひたすら挿し穂(挿木用に切った枝)を作り、雨の合間にどんどん挿していきます。
雨の合間=雨上がりなので、畑には生き物たちも沢山!

アマガエル幼生。小松菜の葉に乗っています。人差し指の先くらいの小ささです。
農薬を使わずに作物を作っている私たちにとっては、害虫を食べてくれる強い味方です。
そしてカエルたちが増えるこの季節は、対馬ではこの生き物の目撃情報が増える季節になります。

対馬の方言で「とらやま」ことツシマヤマネコです。
(野生感ゼロですが…野生生物保護センターのかなた君です)
この季節はヤマネコの子育てシーズン。肉食のヤマネコにとって、カエルやカニはお手軽に見つけられる食糧です。
子育ての場所に生き物が豊富な田んぼを選ぶ個体も多く、「田ネコ」とも呼ばれています。

自然界では秋に向け、春に咲いた花が実を結び始めます。

左から山椒、ブルーベリー、栗。
この季節の栗はトゲも柔らかく、少しチクチクする柔らかさが可愛らしいです(個人の感想です)。

前回、「芒種」の頃に漬けた梅シロップが出来てきたので、Twitterで教えていただいた台湾スイーツ「茶梅」に挑戦してみました。
炊飯器で作れるお手軽レシピ!

シロップから引き揚げた梅、キビ砂糖、紅茶&茶葉を炊飯器に入れて炊き上げるだけ!
レシピはこちらを参考にさせていただきました。

毎日恒例となった就業前の朝茶会でお茶請けとしてみんなでいただきました。
爽やかな梅の風味に紅茶の渋みと甘みが程よく、渋みのあるお茶によく合います。
実際の茶梅は6カ月かけて丁寧に作るようですので、来年の梅仕事で挑戦してみようと思います。
今年のシロップの梅ももう少しあるので、こちらは対馬ふうきで作ろうかと思案中です。

これまでティーバッグのみの販売でしたが、満を持してリーフタイプが登場しました。
対馬ふうきは代表の大石孝儀が美味しいべにふうきの緑茶を作りたい!と試行錯誤する中で生まれた半発酵茶です。
(べにふうきの緑茶は、花粉症に効果があるとされるメチル化カテキン含有率がとても高いのですが、ものすごーーーーく苦いです)
発酵することでメチル化カテキンは減少してしまっていますが、とても美味しいお茶に仕上がっていますので是非お試しください。

今夜は七夕。天の川に織姫(ベガ)、彦星(アルタイル)にデネブを足して、夏の大三角形が見やすい季節になりました。
田舎で街灯が少ない対馬ですが、街灯が少ないので晴れた夜はとても綺麗な夜空を見ることができます。
今日は生憎の曇天でカササギの橋を渡る織姫と彦星を眺めるのは難しそうですが…晴れた日に子供たちと星座を眺めるのも楽しみの一つです。

小暑の初候は「温風至る(あつかぜいたる)」いよいよ夏本番です。
炭酸飲料が美味しい季節、当園のスパークリングもおススメですよ♪