ABOUT
つしま大石農園は九州と韓国の間にある長崎県の離島、
対馬の佐護地区でお茶とゆずの生産、加工をしている農家です。
森林面積が9割という山がちな対馬に合った
新しい産業をこの地に作ろうと、先代がしいたけ栽培をしていた圃場を切り拓き、
お茶の木を植えたところから、当園は始まりました。
開墾当初の畑は、環境の激変で存続の危機を感じる程大量の害虫が発生してしまいましたが、
先達の助言に従って様子を見守ったところ、益虫たちも増え、自然にバランスの取れた生態系が出来上がりました。
なるべく自然の力に頼った「生き物も暮らせる持続可能な畑」作りを目指し、皆さんの口に入る茶樹やゆずの樹には農薬は使用していません。
一方で1995年頃から対馬で確認され、生息数を増やしたイノシシは茶樹を掘り起こしてしまいます。
当園では畑の周囲にイノシシ除けの柵を設置し、膨大な量になる柵の草管理は農薬の力も借りながら行っています。
当園では次世代の子供たちに島の環境を残すために、持続可能な産業を目指しています。
栽培に使う肥料は島内で生産されたものを活用することで、島から出るゴミの削減に寄与します。
2024年からは、島の在来馬である「対州馬」の馬糞の活用も始めました。
また、土地で作ったものをその場で活用する「地産地消」の考え方から、柚子胡椒の原材料には、対馬の美味しい塩、唐辛子を使用しています。