2020/11/12 13:48

日に日に寒くなる対馬から事務員Sです。
ゆず園のユズも黄色く熟し、スタッフ総出で収穫に励んでいます。

さて、11月7日(土)、一般社団法人MITさんの主催で、当園の「柚子胡椒づくり体験」が行われました!
感染症対策にも気を使いつつ、代表の説明の後は青ユズの皮を剥いていきます。

柚子胡椒で使うのは、青ユズの皮の表面の部分。
香り成分がいっぱい詰まっていて、会場はユズの爽やかな匂いに包まれます♪
剥いた後のユズは果汁を絞り、種は乾燥させ…と、ほとんど無駄がありません。

剥いた皮は、青唐辛子、浜御塩(対馬のブランド塩)を合わせ、ミキサーで粉砕&攪拌!
当園ではユズをたっぷり半分以上使います。
手作業の場合はゆずの皮と唐辛子をそれぞれ刻み、すり鉢で合わせるそうです。

攪拌作業中にラベルを書いてもらいます。

ラベルを貼って完成☆
作り方は至ってシンプル、出来立ての柚子胡椒は鮮やかな緑で、香りもフレッシュです。

試食はなんと贅沢に、地元の漁師さんにご提供いただいたハガツオ!
脂がのったハガツオと、柚子胡椒の爽やかな香り、辛みが最高です。
MITさんも椎茸の柚子胡椒バター炒めを提供してくださいましたがこちらも美味しかったです♪
(写真を撮り忘れました…すみません)
当日は総勢17名の皆さんにご参加いただきました!
皆さんありがとうございました!

ちなみに、当園のユズの使い道はこんな感じです。
ユズは様々な使い道があり、捨てるところが殆どない優秀な果物です。

コロナ禍で売れずに出戻ってきてしまった商品たちのセールも今月まで行っています。
ユズ製品もありますので、こちらも是非!


おまけ。
旧暦10月5日(今年は11月5日)は元寇襲来の日、小茂田浜で元軍と対馬軍が初めて戦った日です。
元軍約1万に対し、宗資国率いる対馬軍は80。奮戦むなしく全滅してしまいます。
PS4のゲーム「ゴーストオブツシマ」のスタート地点です。
小茂田浜には宗資国(そう すけくに)を祭神とした小茂田浜神社があり、11月の第2日曜日には大祭も行われています。
そんな訳で、イベントの翌日でしたが小茂田浜神社へ行ってきました。

今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため神事のみでしたが、近くで出店があり、「だんつけ餅」を買う事が出来ました。
元寇の際、出陣前の武士たちに食べてもらおうと餡餅を作っていたが、その途中で元軍の侵攻が始まり…
大慌てでゆでた小豆に塩を振り、餅にまぶしたものを持たせた…というのがこのお餅の由来。
年に一度、小茂田浜神社の大祭の日に振舞われる特別なお餅です。
現在の小茂田浜は埋め立てられてしまっており、当時の景色とは違いますが、750年近い歳月が経った今でも語り継がれているものがあるというのがこの島の凄いところだと思います。
素朴な塩加減の美味しいお餅でした。
ゴーストオブツシマで対馬に興味を持っていただいた皆様は、是非訪れてくださいね。