ゴーストオブツシマにみる対馬の茶栽培 | つしま大石農園

2020/08/20 11:31

酷暑続きで夏バテ気味の事務員Sです。
先日、代表がこんな本を見せてくれました。


歴史大好きな大石家のおじいちゃん(昭和3年生まれ)が平成17年当時の古老たちから聞き取り、自らパソコンで編集したという上県周辺の昔の地名がまとめられています(非売品)。
地元の呼び名で地図に載っておらず、若い世代に受け継がれないまま消えてしまったものもあるであろう貴重な記録です。
・西津屋には太刀枕という場所があり、蒙古の古戦場跡。今でも水は飲めない。
・堂坂には小さな墓があり、蒙古襲来の際、御嶽(蔵王権現が祀られる修験道の山)山頂で敵国降伏の断食祈祷を行い亡くなった人の墓がある。
…等、蒙古襲来に絡んだ話もちらほら。
蒙古襲来は対馬の人たちの中に今も根強く残っており、「暗くなる前に帰ってこないとモッコ(=蒙古)が来るぞ」など、「こわいもの」として扱われています。
ゴーストオブツシマ内のサブクエストで出てきた「河童」も対馬ではとてもなじみ深い妖怪で、「河童を封じ込めた石」「河童が住む渕」「河童に文書を書かせた話」等々、各地にゆかりの土地があります。

そんな訳で、蒙古襲来がテーマのゴーストオブツシマ、昨日無事クリア、トロフィーもコンプリートしてしまいました。
ストーリーもとても面白く、時代劇を見ているようでした。
秋にはマルチプレイが実装予定だそうで、まだまだ楽しめるコンテンツになりそうです。

そんなツシマ(実際の対馬と区別するため、カタカナ表記です)では、民の生計の立て方も様々で、民の暮らしと生き物ウォッチングが楽しみです(笑)

そしてついに見つけました!茶畑!
割と樹齢が若そうで、当園で聖地巡礼できそうな気がします…(違)

当園の茶畑(5年目、べにふうき)、そっくり!(笑)
なお、古来より栽培されている在来品種の茶園はこんな感じです。

もしゃもしゃと生えている緑の低木が在来の茶樹です。
平地の少ない対馬で、火に強い茶樹はもともと伝統的な焼き畑である木庭作のついでに植えられていたようで、それをそのまま利用している当園の在来の茶園もこのような傾斜地にあります。
機械は入れないため、摘採はすべて手摘みです。
古くは薬草として日本に渡ったとされ、主に寺院の近くで管理栽培されていた茶樹ですが、不思議なことに対馬のお寺には在来茶がほぼ見つからないそうです。
対馬のお茶に関する記述は江戸時代には散見されますが、そのころには既にあった様子ですので、茶の栽培はもっと昔にさかのぼると考えられます。

製茶の方法は前回(https://tsushimasago.base.shop/blog/2020/08/06/144410)まとめていますので興味のある方はぜひ。
対馬の在来茶は本土のものと形質が違うという話もありますので、遣新羅使などの時代に民間に入ってきて、自家用栽培されていた…なんて浪漫溢れる妄想も捗ります(笑)
そんな在来茶はこちら。
栽培種「おくみどり」を使った同じ青柳式釜炒り製法の佐護茶も御座います。


また、ツシマにはユズも見られました。
残念ながらツシマのユズの木は見つけられていないのですが、飛鳥・奈良時代には栽培記録があるという事ですので、大陸との交流の玄関口であった対馬で栽培されていても不思議はありません。
ユズ栽培の歴史は茶樹以上に記録がないのですが、対馬では多くの民家の庭先に地元の人が「もともとあった」という柚子(おそらく在来種)が栽培されています。
こちらも本土の在来柚子や原産地の柚子と比較してみると、文化交流の一端が見られて面白いのではないかと思います。
当園で栽培・加工したゆず製品はこちら!

当園の柚子胡椒は一般的なレシピよりも柚子の比率が高いため香り高く、辛い物が苦手な方でも美味しく召し上がっていただけると思います。
定番の鍋物のほか、納豆、刺身、みそ汁、料理の下味等々等、使い方は無限大ですので是非お試しくださいね♪
年末頃には大好評のうちに完売した「ゆずポンスヌーボー」も発売される予定です。
対馬紅茶スパークリングもまだまだ在庫がございます。
当園ウェブショップで5500円以上お買い上げいただくと1本プレゼントさせていただいています。
ゲームのお供に是非!お試しくださいませ。

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