2019/06/25 09:52
生き物大好き、事務員Mです。
今回は虫のお話を書きますので、苦手な方はご注意くださいね(;^_^A
さて、無農薬栽培の茶園には、生き物もいっぱい。
当然、お茶の木にとっての害虫もやってきます。
そんな時、頼りになるのがこの生き物！
クモです。
茶園に行くと簡単に見つけられるのがクサグモ（Agelena sivatica）の仲間。
低木の上に網を張り、落ちてきた獲物を食べる、待ち伏せタイプのクモです。
網の奥にトンネルを作り、普段はここに身を隠しています。
反対側には脱出口もついていて、非常時も安心です。
秋には産卵し、卵の部屋にもなる優れもの！
嫌われてしまうことも多いクモですが、農業の世界では害虫を食べてくれる救世主。
クモやカマキリ、トンボなどの肉食の虫や、虫を食べにやってくる鳥、カエルなど、様々な生き物たちによって、大石農園の美味しい茶葉は守られています。
環境を知るための指標生物にもなっており、肉食のクモが沢山居るということは、それだけ沢山の生き物がそこに暮らしているということにもなります。
環境のバロメーターでもあるクモ。
興味を持っていただけたら、是非観察してみてください。
個人的にはくりくりお目目のハエトリグモ類が可愛くておススメです。
そしてそんな生き物いっぱいの茶園で摘んだ新茶が仕上がりました！
対馬の香りを是非お楽しみください。
