2019/05/21 10:30

事務員Mです。

昨日まで対馬も雨で畑作業はストップ。
お茶製造素人の私はここぞとばかりに裕二郎さんを質問攻めにして、ようやくお茶の製造工程が理解できてきました。
つしま大石農園流、お茶の製造~緑茶・初心者編~です。(園主息子もまだまだビギナーです。【追記】)

①摘採(てきさい)
いわゆる「お茶摘み」。手摘みと機械摘みを行っています。
摘採後に葉に水滴がつくと葉が傷んでしまいます。天気が良く、茶葉が乾いているときに摘採します。
②殺青(さっせい)
なんて物騒な工程…!とびっくりしましたが(笑)、摘採した茶葉をそのままにしておくと発酵が始まってしまいます。
高温の釜で炒る事で、葉の中の酵素による発酵を防ぎ、釜炒り茶らしい芳しい香りがつきます。
③揉捻(じゅうねん)
お茶を揉む作業です。当園ではレトロな揉捻機を使っています。
お茶の葉を揉むことで、茶葉のうまみ成分を抽出しやすくし、形を整えます。

④再乾燥
「釜炒り」の工程です。
茶葉を乾燥させ、葉を締めていきます。
つしま大石農園の緑茶は釜炒り茶ですので、大きなプロペラ付きの釜で丁寧に炒ります。
⑤静置(せいち)
一度釜からあげてしばらく寝かせます。
熱を冷ます事で葉の中の水分を表面に戻してゆきます。

⑥乾燥
熱風乾燥で茶葉の水分含有量を下げます。
これにより、風味が増し、長期保存も可能になります。

⑦選別
手作業で茎や硬葉などを取り除き、袋詰めをして完成です。
今日は雨上がりの良いお天気。
園主はじめ、総出で摘採に励んでいます。
新茶のお知らせまでもう少しです。